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どんどん出てくる疑問 [チョ・インソン]

結局のところ。。。

 

やっぱ特別扱いを最初から望み、それを勝ち得たってことなんですよね。

勝ち得たところがすごい。それは、やはりインソンだからで、ほかの中途半端な芸能人とは違いますよ、という証に他ならない。それを誇示するための、兵役だったってことなのかな。。。

スチール写真モデルとしては最高級モデルだと思いますが、ほかに何ができるわけでもない。。。

インソンを認識していない人にとっては、そこらへんの兄ちゃんであることに変わりはない。。。ファンにとっては貴重なチラシも鍋敷きにされてしまうくらい。。。TT

そんな男の子が、どんな後ろ盾を得たのか。。。あれだけ経済界とつながっていれば十分ありえるでしょうけれど。。。

 

でも、同じように子どもを兵役に出している親にとって、もし、自分の息子に万が一のことがあった場合。。。それは戦争が起きるとかじゃなくて、軍の中での揉め事で軍法会議にかけられて死ぬ。。。なんてことがあったとしたら。。。インソンみたいに守られていれば。。。って思うだろうな。。。少なくとも私が親なら。。。

特別扱いは受けたくないから現役入隊・・・? ふ~ん。。。 

 

韓国はアメリカや日本みたいな「志願兵」って形じゃないから仕方がないんでしょうけど、結局のところ、東西の壁が崩壊してなおかつ、兵役制度を義務化し続けなければならない朝鮮半島情勢って、なんなんだろうか。。。今もなお、一触即発かと思われるような事態が、同じ民族のなかで・・・宗教がらみでもなく・・・起きている現実。。。日本人が大嫌いということでは、すぐ一緒になれるのに。。。

 

私は国際情勢にうといし、別に政治的な人間でもないから、わからないことがいっぱいです。

そして、どんどん疑問は膨らんでいきます。

 

まあ、お隣の国のことですから、私がとやかく言うことではありません。ただ、私は、この2年4ヶ月以前は、「韓国は怖い国」だと思っていました。

軍が平気で市民を殺した国です。光州事件は、私が初めて代々木のメーデーに参加した年の2~3週間後に起きた事件でした。それを数ヵ月後、大学のミニゼミで「韓国ではこんな事件があったらしい」と聞いたときの驚愕。1980年になってなお、このアジアで、海を越えたすぐ隣の国で、戦争ではなく、自国の国民を虐殺した国。。。私と同じ世代の学生が、メーデー見物に行ったくらいのことで殺されたり、それどころか、市民が大虐殺される。。。

最近、ようやくドラマや映画でも取り上げられるようになり、外国人にも詳細が少しずつわかってきましたが、1980年代、まだ10代だった私には「恐怖の国」という印象しかありませんでした。

だから、韓国ドラマにはまり、「4様~」と騒ぐ同世代~の女性たちが不思議でたまりませんでした。あんたたち、同じ時代を生きていたでしょう? 中には70年、60年の闘争、ベトナム戦争反対運動なんかにかかわった人だっているでしょう? 考えれば、あの恋愛もすべて、こんな恐ろしい体制の上に成り立っているのに、そんなんでいいの??? と。

2年前の12月、初めて一人で韓国を旅行することになりました。韓国自体が2度目でした。

「これから、韓国に何回も来るかもしれない。だから、まずは板門店に行かなければならない。まずはそこからだ」と思いました。

私は、行きも帰りもバスの中でずっと泣いていました。子どもの頃、何も知らずに歌っていた「イムジン河」は、これほど悲しい歌だったのだ。。。

このような悲劇がなぜ、この世界、この世の中に存在するのだろう。 

 

しかし。。。大韓民国映画祭で出会った本物のインソンは。。。

 

そのギャップ。その時点で、インソンの作品は、『ニュー・ノンストップ』の一部を除いて全て見ていましたが、あらためて、韓国社会そのもの、ものすごい両極端を象徴する人物だと思いました。

 

韓国も、韓国ドラマももっと知らなければ。。。

インソンのおかげで、韓国のいろんな町に行きました。今では、一緒に旅行をしたり、家を訪ねたりする韓国人の友人(今もお互い言葉はほとんど通じませんが・・・)もできました。

お国柄、人柄、人間関係。。。細かいことはわからないけれど、日本人がどこかに置いてきたものをとても大切にしていることに感動したかと思えば、なぜそうなるのか・・・あまりの短絡思考に信じられんと思ったり。。。 日本人だって人それぞれ、日本人だから、韓国人だから。。。という考え方はやめようと思うようにもさせてくれました。

 

でも、やはり、体制に縛られ、そこでしか存在できない人間の現実。。。

日本人には想像もつかない徴兵制度。結局、本当はいやでも、それなりに自然にそこに入っていく。それは、国民の義務だから。。。先輩方の兵役逃れ騒動がなければ、あわよくば行かないですむ方法を模索していた人々も。。。

そう、あの騒動さえなければ、インソンもやはり行かなかったということなんだろうな。。。結局、その程度のことなのに、インソンだけはなぜあそこまで、いろいろ理由、伝説を作らなければならなかったのか。。。

いまだによくわからない。。。

これほどまでに露出する予定だったからだとしたら、インソンは今後の芸能人の特別枠というものに大きな貢献をしたことになるのだろうか。。。

それとも、韓国の徴兵制度そのものの分岐点として、何かに貢献できているということになるのだろうか。。。

それとも?? 

 

インソンの今後がますます楽しみです。

 

 


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コメント 2

のりぽん

私は光州事件のリアルタイムの記憶はないんですけど、
うっすらと覚えていて。
やっぱり「怖い国」というイメージでした。
でも、(←『でも』という接続詞が適切かわからないんですけど)
年長者への礼儀は、ものすごい。
携帯がものすごい普及してる割には、
一歩路地を入れば、未だに長屋がある。
道に迷ってたら、お年寄りが日本語で話しかけてくれる。
行く度にすごい矛盾を感じます。

徴兵制度は見直し論が上がってるそうですね。
国庫を圧迫するので、くだらない理由、偏平足とかちょっとした理由で
兵役逃れが可能になっているそうです。

正直、軍楽隊に入ると聞いて、
絶対に芸能兵の役目なんだろうなぁ~と思ってました。
自衛隊の音楽隊は、音大の首席クラスのエリートしか入れないんですもん。
趣味とはいえ、楽器を20年以上やっている身としては、
「2年で何ができるんや~!」と思ってしまってたので。
もしかしたら今まではああいったイベントでの司会は外部に頼んでいたのを
軍内で出来るのであれば、経費削減になるのかもしれないし。

確かに今後の活躍に注目ですね。

なんか、長々とすみません。
by のりぽん (2009-11-14 11:16) 

taechan

のりぽんさん

こちらこそ、具にもつかないこんな記事にコメントくださってありがとうございます^^

自分の中で解決のつかない問題をインソンにぶちまけるのはどうなのか・・と思うこともあるのですが、なんかまだ納得が行かないんですよね。
インソンが兵役に行くのは当たり前なんだけど、
入隊後も変わらず追いかけて応援する人もすごいなあと感心するし、うらやましいなあと思うんだけど、

アマちゃんといわれようが、ぬるま湯日本人といわれようが、
インソンなら軍隊でも何でもおっけーというのは。。。やっぱり納得がいかない。。。だから、つい毒が出てくるんですよね。。。^^;;

by taechan (2009-11-15 06:56) 

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